【NEW】令和7年の佐久市手をつなぐ育成会市長懇談会が開催されました

市長懇談会

R7.8.20 手をつなぐ育成会 市長との情報交換会


令和7年8月20日(水)10:30~12:15 市役所4階 特別会議室にて
毎年恒例の佐久市長との懇談会が開かれました。

内容は以下のとおりです。

────────────────────────────────

令和7年8月20日(水)10:30~12:15

市長との情報交換会を市役所4階 特別会議室にて行いました。

参加者は市(栁田市長・福祉課工藤課長、浅川係長、山崎さん、町田さん)
当会(畠山、小林、栗林、佐藤、神津、片井、山口7名)

事前に会員および小諸養護学校PTA佐久支部の皆様よりアンケート回答いただいたもの(福祉課には全てお届け)の中から、しぼって希望や質問を伝え、回答していただきました。

市長から「毎年宿題をいただいていると思っています。令和8年度4月に反映できるよう、それぞれの課題を聞かせていただき対応できるものから順次解決に向けて取り組みたい」と挨拶いただき開会。

続いて会長より「本日はお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。昨年話題に上がった通所にかかる負担削減を目指しこの7月から助成事業が施行されたことありがとうございます。本日も共に歩めるような方向でお話を聞いていただけたらと思います」と挨拶し、順番に話題提供をしていくスタイルで会が進行されました。

以下、内容報告をいたします。(最終ページに提出物についてのお願いもあります!!)

話題提供と回答

1. 支えられての生活(畠山様)

支援員の充実、親子で入れるホーム等、より安心できるサービスの充実を願います。

  • 作業所の支援員の充実について
    人手不足に対し、事業所の努力と保護者の負担に加え、行政の支援が必要
  • 施設の充実について
    将来(自宅介護が難しくなったら)親子で暮らせるような施設がほしい
    グループホームの新設
    重度の子供たちの施設
    親亡き後に暮らしていける場所
    親子で入れる共生型サービス(新設が難しい場合は、市営住宅の活用など)
  • サービスの充実について
    緊急時に安心してショートステイの出来る場所

回答内容

障がい福祉サービスにつきましては、新たな事業所の開設により、事業所数や定員数は増えておりますが、サービスによっては不足しているものもあります。

事業所不足の大きな要因として、支援員の不足があります。
特に、強度行動障がいの方や医療的ケアが必要な方など、より専門的で個別性の高い支援が必要となる方への支援者不足、事業所不足が課題となっており、この課題は、佐久圏域全体及び全県にも顕在化しているものであります。

質の高いサービスを提供するためには、支援員の専門性の向上と、安心して働ける環境の整備が必要となります。
長野県の障がい者プランにおいては、人材の確保・定着とサービスの質の向上のための取り組みを掲げております。
市としましては、そうした県の取組みへの働きかけを行っていきたいと考えております。

また、施設(事業所)やサービスの充実につきましては、障がいのある方やそのご家族が、地域で安心して暮らし続けるために、緊急時に利用できる短期入所(ショートステイ)や、親亡き後の暮らしの場としてのグループホームの整備等、多様なニーズに応える施設の整備が必要であると捉えております。

ご要望の「親子で入れるホーム」は、障害福祉サービスの事業所としては佐久市にはございませんが、親御さんとお子さんの状況によっては、有料の老人ホームや介護保険施設をご検討いただくようになるかと思います。

但し、介護保険施設につきましても、入所待機されている方が多くいらっしゃる状況のため、親子で一緒に入所することはなかなか厳しい状況ではあります。

他市の先進事例も参考に、市営住宅や空家バンクの活用など、既存の社会資源を有効利用する視点も検討してきます。

皆様のご要望につきましては、地域のニーズと課題として、佐久圏域障害者自立支援協議会において協議し、課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。

 

2. 申請書類の簡素化とワクチン補助について(小林様)

    • 申請書類の更なる簡素化(できる限りまとめてほしい)
    • 通所交通費助成について
    • 障がい者にもワクチン(インフル・コロナ)の助成をしてほしい

回答内容

○福祉サービス手続きの簡素化、DX化
現在佐久市では全庁でDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進に取り組んでおり、デジタルツールを活用しながら各種手続きのオンライン化など市民の方の利便性向上を目指して取り組んでいます。

障がい者手帳の交付申請や障がい福祉サービスの申請など、専門性の高い申請については、専用のシステム導入などによりオンライン化に取り組んでいく方向でありますが、国・県が管轄している事業につきましては、システム整備等の状況を共有しながらすすめていくようになります。

〇今後は、同時期に送付する書類はまとめて発送できるよう改善します。しかし、サービスによっては、更新時期が異なるため、申請書類の発送及び申請手続きが複数回になることをご了承ください。

〇通所費助成制度につきましては、制度開始したところですので、今後の運用で改善点を検討していきます。また、3ヶ月ごとの申請は、事務負担の集中を避けるための措置となりますのでご理解ください。

○インフルエンザやコロナワクチンにつきましては、現状では、65歳以上の高齢者の方が助成の対象となっております。

ワクチン接種の助成は、市民の健康を守るために有効な手段であると考えておりますが、接種による健康被害の可能性等を考慮しますと、ワクチンの安全性や対象者、費用対効果等について、専門家や有識者により議論されている国の動向を注視するとともに、他市の助成状況や実施背景等についても調査してまいりたいと考えております。

 

3. 医療費の窓口全額無料化(栗林様)

    • 障がい福祉医療費窓口完全無料地域(県外)より転入。佐久市では、窓口支払の上、2ヶ月後に戻る金額も診療代・薬代双方より500円引かれている。その引かれたお金の行方を知りたい。長野県も完全無料化でお願いしたい。

回答内容

佐久市の障害者福祉医療費給付事業における受給者の方には、医療機関等の窓口で1~3割の自己負担金をお支払いいただき、受診月の2ヵ月後に自己負担金から受給者負担金500円を差し引いた金額を、市から受給者の指定口座にお振込みしております。

この受給者負担金500円は、医療機関等への医療費の支払となります。

佐久市の福祉医療費給付金制度は、全ての市民の皆さまによって支えられており、共に支え合う一員として、将来にわたり制度を維持していくために、受給者の皆様にも医療費の一部を受給者負担金としてご負担いただいております。

障がい者における医療費の窓口完全無料化につきましては、佐久市が単独で実施することは困難であり、県全体で足並みを揃える必要があることから、県市長会を通じて県に環境整備等を求めております。

4. デマンドタクシーの更なる充実(佐藤様)

    • 月に一度でもよいので、土日祝に運行してほしい
    • 12〜13時の昼休憩 17時までの運行
    • ネットで予約できるようにしてほしい
    • 乗り換えの不便さ

回答内容

○運行日及び時間の拡大について
土日祝日の運行については、実証結果により、平日よりも利用者が減り、また利用者の大半の行き先が商業施設でありました。本当に困っている方への支援であることと、費用対効果の面からも現時点での対応は厳しいです。

○予約方法について
以前実施したアンケート調査において電話予約以外の希望が少なかったため、電話予約のみとしています。しかしながら、電話予約が困難な方の予約方法の確保についても重要と認識しておりますため、ネット予約につきましても、状況を見ながら引き続き検討をしていきたいと考えております。

○乗り換えについて
デマンドワゴンさくっとは、できるだけたくさんの皆様が利用できるようにするため、各車両は決まったエリア内で運行をしています。タクシーとは違い、行き先によっては乗り換えは発生してしまいますので、ご理解の上、ご利用いただきますようお願いします。

5. 安心して楽しい生活を送るために(山口会長)

    • どんなに重い障がいがあっても安心して楽しい生活を送りたい
    • 公共施設やトイレ・道路整備の充実

回答内容

「長野県福祉のまちづくり条例」では、障がいのある方や高齢者など、誰もが安全かつ容易に利用できるよう、公共施設、店舗、道路などについて事業者が守るべき具体的な基準を定めています。

例えば、車いすが通れる通路の幅や、利用しやすいトイレの仕様などが細かく決められており、施設の新築や改修の際のルールとなっています。

市の公共施設等の新設や改修に際しては、この「長野県福祉のまちづくり条例」や「バリアフリー法」に基づき、誰もが使いやすい施設となるよう整備を進めております。

また、「第三次佐久市障がい者プラン」では、「安全に安心して暮らせる、人にやさしいまちづくり」の一つとして、生活環境の整備を掲げております。これは、誰もが不自由なく街を移動し、施設を利用できるための基盤づくりとなります。

今後も、障がい者や高齢者など特に配慮が必要な方が、より安全に利用しやすい施設を整備するために、当事者の方からの意見をお聞きしながら進めてまいります。

なお、ご意見をいただきました「野沢会館のステージ」につきましては、スロープの設置はございませんが、「昇降機」を用意し、車椅子の方も利用できるよう配慮をしております。

6. 温かい佐久市に(神津様)

    • 一定数の障がいを持つ子供が存在することは当然と考えて、サポートを用意しておくこと、サポートを周知しておくことが必要
    • 駒場公園のプールについて

回答内容

佐久市では、お子さんの発達で気になることがあった際に、できるだけ早い段階から切れ目なくサポートを提供できる体制づくりを進めています。

具体的には、乳幼児健診や各種相談により、支援が必要なお子さんの把握をし、早期に適切な支援につながるよう、関係機関(医療機関や療育機関等)との連携をしております。

また、ご意見をいただきましたように、用意した制度やサポートも、知られていなければ利用につながりません。

そのため、市の広報誌やウェブサイト、子育て関連のイベントなどを通じて、どのようなサポートが、どこで、どのように受けられるのか、分かりやすく情報発信するとともに、必要な方へ適切に情報が届くよう、周知の方法を工夫してまいります。

〇駒場公園のプールに関し、いただいたご意見につきましては、所管課へ情報共有させていただきます。

以上、8/ 20市長情報交換会報告になります。

時間的制約はありますが、この恒例となった情報交換会を通して自分たちの気持ち、行政の立場を知ることが出来た貴重な時間でした。

改めて思ったことは、やはり「思いを伝えていくことの大切さ」です。

問題提起する中で市長に刺さった言葉は「わたしはまだいいのよ、でも困っている人がいる、
それを知ってもらいたい、何とかしてあげてほしい!」でした。

本当に困っている人の存在が伝わってくると。

当育成会はこれからも「みんなの思いを伝えて、安心を提供できるような会でありたい」
佐久で生まれて良かったと言える支えあいを実現していきましょう!

一人はみんなのために、みんなはひとりのために。力を注ぎあいましょう。 

※今後の「佐久市手をつなぐ育成会」活動

リーフレット配布、ホームページを活用し会の存在を広める=安心の提供

まだ、つながっていない方にも存在を知っていただき賛同を得る、心のよりどころになる機会を。

日曜学級*余暇活動  下記企画に参加ご希望の方は事務局までご連絡ください!!

自然探勝会        9月14日(日) 10時~ 望月少年自然の家

・ボッチャ体験会     10月11日(土)14時~16時和田コミュニティセンター

※8/8に「各種おしらせ/ホームページ利用に関してのお願いと確認」を配布いたしましたが
まだ確認書を提出されていない方が多数おります。
必ずご提出のほどお願いいたします。

───────────────────────────────────────────

ホームページ利用に関しての確認書

私(氏名:            )は、(下記どちらかに必ず〇をしてください)

・ホームページをパソコン・スマホ等で見ることができます。
・ホームページをパソコン・スマホ等で見ることができませんので文書送付希望します。

                                  令和7年  月  日
───────────────────────────────────────────  

タイトルとURLをコピーしました